2020年11月21日土曜日

本(読書)は感動の泉

 「本(読書)は感動の泉だ」と、つくづく思う。本は、感動の泉だからこそ、脳の健康、活性化に最適である。そして、ゴッホの「炉辺で読書する老人」でもわかるように、いつの時代も、本は人生の友(共)だったのかもしれない。
 また、本は古今東西の人のところに連れて行ってくれる。そして、文字を通して、その人の思想を語ってくれる。その人の思想に触れることができる。
 最近も、フランス革命時代の思想家コンドルセの思想に感動し、昭和24年に文部省によって発行された民主主義の教科書に感動したばかりである。
 これからも、どんな本との出会いが待っているか、興味津々である。
 民主主義という言葉は、さまざまな意味合いで使われているが、本当の民主主義というものを正しく学び、実行することの重要性を、文部省の教科書で学んだ。人類を破滅に導いてはいけない、そう痛感する。なお、引用の強調は引用者による。

「わたくしは、人間が如何に多くの時間と努力とを費して、新しい真理によってその精神を豊富にし、その知識を完成し、その能力を拡大し、もってこれらの精神や知識や能力を自分の幸福のためにも、共同の福祉のためにも、もっともよく使用する方法を学ぶことができたかということを、示そうと欲しただけである」(『人間精神進歩史・第1部』、コンドルセ著 ; 渡邊誠譯、岩波書店、1954年、p15)。

民主主義を正しく学び、確実に実行すれば、繁栄と平和とがもたらされる。反対の場合には、人類の将来に戰爭と破滅とが待っている。(中略)
 民主主義の根本精神はなんであろうか、それは、つまり、人間の尊重ということにほかならない。
 人間が人間として自分自身を尊重し、互に他人を尊重しあうということは政治上の問題や議員の候補者について賛成や反対の投票をするよりも、はるかにたいせつな民主主義の心構えである(『民主主義』、文部省、昭和24年、p2)。

ゴッホの「炉辺で読書する老人」(『クレラー・ミュラー美術館所蔵ゴッホ展』、日本テレビ発行)より


『民主主義』(文部省、昭和24年)

(『民主主義』、文部省、昭和24年、p2)
『人間精神進歩史・第1部』、コンドルセ著





 

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