2020年11月15日日曜日

全方位外交でいこう

 若松丈太郎は、「全方位外交でいこう」という詩の中で「絶対に起こってはならない事態(戦争状態)がもし起こったら、それは破局であり終局である」。だからこそ、「絶対に起こってはならない事態を招いてはならない」。そのために最も大切なことは、敵を作らないことである。それは、市民的自由を守り、他の諸国と密接な通商関係や文化交流を維持発展させることで可能である。若松のいう全方位外交である。その意味でも、憲法9条実施の宣言は有効な手段と言える。

「全方位外交でいこう」より抜粋

日本の二十五倍以上も広い国土に十二億人が暮らし
世界第三位の軍事力を保有している中国をまえに
借金大国の翼賛議会が年々増額している軍事費は
むだ金になるとしか想定できない

身のほどをわきまえて
「遠交近攻」ならぬ「遠交近交」こそが
つまりは全方位外交こそが
国民のいのちと暮らしをまもり国土を荒廃からまもり
世界じゅうの人びとと地球とにやさしい政策だ(若松丈太郎著『詩集 十歳の夏まで戦争だった』、コールサック社、2017年、p 123)

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