2024年4月3日水曜日

真の民主主義を目指すなら

 安保条約こそ諸悪の根源と思ってきました。今も、その考えに変わりがありません。しかし、マスコミも含めて、国民の多くは安保容認で、在日米軍の存在さえ肯定しているようです。一番驚いたのは、リベラル派と思われてい内田樹さんまで、天皇制や属国日本を肯定していたことです。例えば、

「天皇制という固有の制度を持つ、アメリカの属国であるところの国の民主制はどうあるべきか」というのが僕たちに課せられている「問題」です。(『やっぱりあきらめられない民主主義』、内田樹著、水声社、2016年、p138) 

 という具合です。
 私に言わせれば、天皇制も、アメリカの属国であることも、民主制とは相容れないのであって、真の民主主義は、真の国民主権が確立し、真の独立を確立して初めて達成されるものです。
 したがって、真の民主主義を目指すなら、やはり、安保条約は解消し、在日米軍は撤去されるべきです。憲法学者さんの主張を聞いてみましょう。
 核の全面廃絶の実現のためにも、"日本はアメリカの核の傘の下にいる"となどいわれないためにも、日米安保は、日本が一方的に廃棄すれば良いことであり、沖縄のみならず日本全体から米軍の撤退を求めれば良いことである。
  日本にとって一番困難なことは、米軍に日本から出ていってもらうことであって、他国が日本に攻撃をかけてくることなどではない。
 日本人の多くが、米軍は日本を守ってくれていると信じきって、日本が巨費を支出して米軍のアジアでの存在を保障し続ける限り、米軍は日本から出ていくこともなければ、アジアでの軍事的諸行為を中止することもない。
 アジアのどこかの国をアメリカが、テロへの報復行為という口実で攻撃をするようなことがあれば、テロ集団は、日本でも何かをやらかしかねないし、在日米軍基地が、テロの対象ともなることになる。
 日本が権力非武装国家になれないのも、世界平和の実現に向けて、具体的な貢献が充分にできないのも、日本人の多くが、今日なお"自衛のためには軍隊が必要である"と考えて、戦争や侵略に対しては反対であっても、日米安保を維持し、「武力による安全保障」という今日では過去のものになりつつある認識の仕方の上に立って、平和を考えているからである。(『現代憲法大系 2』、山内敏弘・太田一男著、法律文化社、1998年、p438)
 やはり、米軍には日本から出ていってもらう以外に日本の未来はなさそうです。

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