2024年4月24日水曜日

寛容こそ、平和を支える精神

 最近、「ネガティブ・ケイパピリティ」という言葉を知りました。精神科医帚木蓬生氏の説明によると、「先が見えず、どうしようもない不安に耐えながら、熟慮する。答えが出なくても問題に挑み続ける力こそ、ネガティブ・ケイパビリティ」(朝日新聞、2024年1月3日) だそうです。
 ネガティブ・ケイパビリティの力で興味深かったのが、戦争を予防する力も持っているらしいということです。つまり、
 相手を『敵』と決めつけて、一気に答えを出そうとしてはいけません。問題を解決できなくても切れずに、何とか持ちこたえていくことが大切です。寛容が踏みにじられた先に、戦争があります。寛容を保つことこそ、平和を支える精神だと私は思います。(朝日新聞、2024年1月3日)
 まったく、この通りです。例えば「中国を敵視することの愚」や「手遅れにならないうちに」で示したように、中国は最大の貿易国です。それほど大切な国を『敵』と決めつけて、敵基地攻撃能力、早い話がミサイルを保持しようなどということは、とんでもない話ですし、”道”に反します。外交の手段として、ネガティブ・ケイパビリティの力を活用して欲しいものです。

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