2024年4月23日火曜日

励む,挑む,積む,泥む,編む

 NHKドラマ「舟を編む 〜私、辞書つくります」が終わりました。辞書作りが最終段階に入って、コロナウイルスによる感染症がが発生してしまいます。それによって、パンデミックなど、たくさんの新しい言葉が使われるようになってしまいました。それに伴って、新しい言葉を辞書に入れるかどうかを議論します。その中で、印象的な言葉が話されました。「さまざまな困難は、どうしても、どんなに避けてもやって来てしまう。それでも人間は、未曾有の困難に直面する度、懸命にあらがって、大切な何かを失って、でも同時に、尊い何かを獲得し、それを後世に手渡し、少しずつ前に進んできたんだと思います」と。
 そこで私は、アウシュビッツの悲劇と、太平洋戦争の悲劇という未曾有の困難を思い出していました。両者とも多くを失いましたが、アウシュビッツの悲劇は、フランクによる「尊い『夜と霧』」をもたらし、太平洋戦争の悲劇は、「尊い日本国憲法」をもたらしてくれました。それゆえ、日本国憲法を後世に手渡ししたいと思いました。
 そして、ドラマの最後の方で、「励む、挑む、積む、泥む、編む」という五つの言葉を紹介していました。これからの指針にしたい言葉たちでした。
残すべき言葉は手渡すための言葉
手渡すって何を
嵐の避け方超え方でしょうか
災害や病気、生き抜く上でのさまざまな困難は、
どうしても、どんなに避けてもやって来てしまう。
きっとなくなることはないでしょう。
それでも人間は、未曾有の困難に直面する度
懸命にあらがって、大切な何かを失って
でも同時に、尊い何かを獲得し、
それを後世に手渡し、
少しずつ前に進んできたんだと思います。
手渡すためには言葉が必要です。

励む:熱心に事を行う、精を出す、努める。
挑む:難しい仕事などをやる、やり遂げようと立ち向かう。
積む:長い時間をかけて次第に増やしたり高めたりする
泥(なず)む:深く心を寄せる、打ち込む
編む:文章を集めて本を作る、編集する。(「舟を編む 〜私、辞書つくります」)

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