2023年3月6日月曜日

真の国防、安全保障

 恐ろしい現実を告発した『世界で最初に飢えるのは日本』(鈴木宣弘著、講談社、2022年)という本の書評を読んだ。書評で初めて知ったことだが餌や肥料の材料等の輸入も加味した「実質自給率」というものがあって、それがなんと、「コメ11%、野菜4%、豚肉1%⋯⋯」(『赤旗日曜版』、2023年2月19日号)だという。これでは、「日本が世界で最初に飢えてしまう」というのも頷ける話である。書評では最後に、

 背景には「今だけ、カネだけ、自分だけ」の米国いいなりの政治があると指摘。自国の食糧・農業を守ることこそ、真の国防、安全保障だと訴えます。

 と紹介していた。しかし、「米国いいなりの政治」が問題なのは当然として、資本主義社会を貫いている商品の運動法則という根本的な問いにも言及すべきである(この点は直接本を読んで確かめるべきことだが)。とはいえ、「実質自給率」のこの低さは異常であろう。この現実に、もっと目を向けるべきである。

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