「狩人や未知を追うほど若返り」は、『人生の究極』という本で見つけた作家・森村誠一さんの言葉である。その本に、「無限の可能性が犇(ひし)めく人生。その、無限の可能性は、何もしなければ無限に何もないのと同じである」。(p255)そして、「可能性のない人生は、冬の夜、冷めていく風呂から出られなくなったようなもの」(p262)とあった。
人生70にもなれば、先は見えている。しかし、考えようによっては、シニア世代にも無限の可能性があって、それらが犇めきあっていると言える。例えば、斎藤幸平さんの資本論について、あるいは、ローマ人物語についての知的好奇心を抱いているが、これこそ未知を追う狩人である。シニア世代でも、未知を追う狩人になることができるし、なるべきである。未知を追い続けるほど若返ることにもなるからだ。
また、「明日は我々のものだ」は若者(だけ)の言葉はなく、「シニアの標語である」(P263)という言葉が示すように、シニアだからこそ、明るい明日を信じ、未知を追う狩人のような生き方が大切なのである。今日よりは明日、明日よりは明後日、と前進していきたいものである。
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