2023年1月2日月曜日

混迷の世紀、その出口はどこにあるのか?

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、世界の平和と秩序を根底から覆してしまった。グローバル化による相互依存が進めば、世界は安定すると信じられてきたが、その理念は打ち破られてしまったのだ。その影響は、私たちの暮らしにも及んでいる。そして世界は、深刻化しつつあるインフレ、食料安全保障、エネルギー危機など混迷を深めている。そんな中、私たちはどうすればいいのだろうか。どこに出口を見出せばいいのだろうか。NHKスペシャルで話された国連事務局次長中満満さんの話に一筋の光を見出すことができた。その要約は次の通りだった。
 いろいろな意味で、「誤算であったり、ミステイクによって核兵器が実際に使用される危険性がある」というのが国連としても受け入れがたいレベルで非常に高いという認識である。このように世界には様々な国際的な課題が存在している。
 そこでまず、これらの課題を身近なところで話し合っていただきたい。 必ずしも核軍縮でなくて気候変動でもいいし、格差の問題でもいいですし、人道的な難民問題でもいいから、話し合ってほしい。
 次は、やはり日本は島国で、ある意味で、国際社会の様々な問題の荒波に”もまれている”ような日常生活ではないかもしれないが、実は”世界全体が危機的な状況にある時代”を私たちは生きているわけなので、それを自分ごととして理解していただいて、それを解決するためには何ができるかを、身近な友人であったり家族であったり、そういうところで話し合っていただきたい。
 そうした話し合いの過程で、自分の興味を持てる分野で自分が何ができるかを考えて行動に移していく。そういったことが全部つながっているのが、実は国際社会であり、国際社会の課題をいかに乗り越えていくかということだろうと思います。 自分たちが何をするべきなのかを考えて、ぜひ行動に移していただきたいと思います。(NHKスペシャル 混迷の世紀「2023巻頭言 世界は平和と秩序を取り戻せるか」、2023年1月1日放送より)

 以上をさらに要約すると「様々な国際的な課題を身近な人々と話し合い、それらの課題を自分ごととして理解し、自分の興味を持てる分野で自分が何ができるかを考えて行動に移してほしい」ということになる。今や、どれだけの人が国際的な視点を持てるようになるかが、問題解決にキーになっているのかもしれない。

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