岸田文雄首相は防衛強化路線をひた走っている。岸田文雄首相は米ワシントンで13日午前(日本時間14日未明)、バイデン大統領と会談しているが、敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有や防衛費の大幅増を決めたことを説明したという。そこで「バイデン氏は全面的な支持を表明したようで、防衛強化路線に一層拍車がかかりそうである。
それにしても、国会軽視も甚だしい。朝日新聞夕刊コラム「素粒子」(2023年1月13日)に「またも国会より先に米国に報告する。軍事一体化で米軍の仰せの通りにします、と」書かれているが、まずは国会審議であるはずではないか。それなのに、国会、つまり、国民を無視し、米国に報告など許せない。こんなときだからこそ、「国民の目のとどかぬところで国費を食いものにしている「死の商人」、いわゆる産軍複合体に目を向けてみる必要がある。
ベトナム戦争のとき、横田から嘉手納から飛び立って活躍したC5Aギャラクシー。最大積載量百トン、完全装備の兵員七百人、五十トン戦車をはじめどんな重車輛も空輸できる米軍最大の輸送機がC5A。このような輸送機の存在は、『これが!!産軍複合体だ : 裸にされたC5Aスキャンダル』(バークレー・ライス著 、小関哲哉訳、時事通信社、1972年)を読んで初めて知った。「本書はこのC5A計画が米空軍により企画され、米最大の軍需企業ロッキード社が落札し、製作機が実際に就役するまでの隠された内幕 —— C5Aスキャンダルと呼ばれた一連の経過をばくろしたもので、癒着した軍と議会ボスと『死の商人』、いわゆる産軍複合体が、国民の目のとどかぬところでいかに国費を食いものにしているか、その実態をまざまざと描き出している。本書の一部が米誌『ルック』『NYタイムズ・マガジン』にのったとき、全米の世論は沸騰し、NYタイムズには脅迫電話が相次いだといわれる。四次防のもとで軍備増大の道をひた走るわが国でも、本書は重要な他山の石であろう」(『これが!!産軍複合体だ』表紙裏の言葉より、下線は引用者による)
ロッキード社の名前が出てきて、田中角栄のロッキード事件のことを思い出した。調べてみると「アメリカの航空機製造大手のロッキード社による、主に同社の旅客機の受注をめぐって1976年2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件」とあった。本当に軍用機でなく旅客機だったのだろうか。新しい視点で、ロッキード事件を読み込んでみたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿