日曜美術館『ウォーホルの遺言 ~分断と格差へのまなざし~』(2023年1月15日放送)を見て、ウォーホルの『最後の晩餐』という幅10m、高さ3mの作品を知った。レオナルドの作品には描かれた裏切り者ユダの姿はなく、その代わりに4体ものキリストが描き、「慈悲」や「博愛」を表現しているという。
また、上を指差している弟子も描かれており、「神は私の証人私は無罪だ」と言っているようだ、と解説にあった。実は当時エイズが流行り、ゲイがGay cancerと言われ恐れられた。ゲイだったウォーホルは、そうした風潮に苦しみ、悲しみ、恐怖をの中に生きた。画面に描かれたcancerの「C」がそのことを示しているという。
私たちはこの作品から、ウォーホルの苦しみ、悲しみ、恐怖だけでなく、「慈悲」や「博愛」など、さまざまな感情、理性といった心理を読み取る(感じる)ことができる。そして同時に、私には、芸術における「模倣と創造」の典型を見る思いがした。




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