レーニンの『帝国主義論』も、並行して読み始めた。そして、本文に入る前に、「資本主義の社会基盤が存在しているかぎり、帝国主義戦争を避けることは絶対にできない」と明確に断定していた。この主張に「産軍複合体」の存在を加味すれば、戦争を防ぐ方法も自ずと明らかになってくる。このような経済システムのからくりに多くの市民が目覚めないかぎり、戦争は無くならない、ということであろう。
問題は、ここでの結論がどのように導かれたのかである。経済的基盤というものが『帝国主義論』の時代と現代とで違いがあるのは当然としながらも、似たところ、同じところもあるはずであり、その辺のところを頭に入れて、読み進めていきたい。
鉄道網の分布や、分布の不均等、そして鉄道網の発展の不均等 ──これは、世界的規模における現代の独占資本主義の総結果である。そして、その総結果は、生産手段の私的所有が存在するかぎり、 そのような(下線:原文は傍点)経済的基礎のうえでは帝国主義戦争を避けることは絶対にできない。(「資本主義の最高の段階としての帝国主義」『レーニン10巻選集・6』、大月書店、p205)
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