2022年4月5日火曜日

人間の尊厳を謳い続けよう

 テレビでウクライナの人々の声を伝えていた。
「今も朝から晩まで砲撃が続く、根こそぎ人の命を奪いにきている」。
「マリウポリにいる人間を根絶やしにするためです」。
 こうした声を聞くと、人権って何だ。人間の尊厳って何だと思ってしまう。そして、人の命は地球より重い、という言葉もあるが、あまりにも人命が軽すぎるではないか。
 しかし、命の尊さを謳い、人権や人間の尊厳を謳い続けることでしか、平和な社会を築いていくことはできない。時間はかかっても、歩みがのろくても、人々が命の尊さと、人権と人間の尊厳の重要性に気づいていくことでしか、平和な社会を築いていくことはできないからだ。命や人権・人間の尊厳が軽視されているからこそ、人間の尊厳を謳い続けよう、と言いたい。
 武力を持たなければ不安だ、という声が大勢を占めているかもしれない。大きな声をする方に、人はなびくのかもしれない。だからといって、命を粗末にすることはできない。人権や人間の尊厳を軽く扱う風潮に、黙って従うことはできない。
 助け合ってこそ、人間であろう。人の幸福というものは対立からは生まれない。力を合わせ、喜びや悲しみを分かちあうところにこそ、人の幸福というものがある。国だって、対立しあっていいことなど何もないのだ。
 つまり、「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し他国と対等関係に立たうとする各国の責務である」(「日本国憲法前文」より)。世界の国々が主権を回復し、各国が対等関係の付き合いをしていけばいいのだ。

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