ベトナム戦争があった時代の高校生の卒業答辞を読んで、今行われているロシアによるウクライナ侵略とベトナム戦争のあまりの類似性に驚き、ロシアを批判すると同時に、米軍や在日米軍基地の危険性にまで考えを深めることの重要性を痛感した。答辞中の「アメリカはベトナムの人たちに加えている攻撃をやめようとしない」を「ロシアはウクライナの人たちに加えている攻撃をやめようとしない」と置き換えることができるからだ。
私たちは戦争のおそろしさを知りません。でもテレビで、新聞で、毎日のようにべトナムのいたましい姿を見ています。アメリカはベトナムの人たちに加えている攻撃をやめようとしない。
戦争の悲惨さをよく知っている日本さえ、現在沖縄はベトナム戦争のアメリカ軍事基地として利用されているのをはじめ、本土のいたるところにも、アメリカの軍事基地が設けられ、いつでもペトナムに兵士をおくれるよう準備中なのです。そして自衛隊員を、そのため訓練させているのは何を物語るのでしょうか。(『憲法を考える』、星野安三郎著、ポプラ社、1977年、p201〜202)
四五年前は、在日米軍、つまり日本がロシア軍と同じような侵略基地になっていたのは周知の事実である。今後は在日米軍、つまり日本が「ロシア軍のような侵略基地にはならない」と誰がも約束などできない。だからこそ、今こそ日米安保条約にメスを入れるべきなのだ。そして真の独立国家として、日本国憲法の導きに従って、世界平和の先頭に立って邁進すべきなのである。
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