1、政治の役割は、戦争を回避するために知恵と手段を尽くすことです。原発が54基もある日本は、ひとたぴ攻撃されたら全滅します。軍事超大国の米国でも9・11(米国同時多発テロ)を防げなかったように、軍事力は役に立ちません。
2、「攻撃されたらどうする」ではなく、戦争を未然に防ぐ。私たちは「二度と侵略しません」と約束し、諸外国と友好を結ぶ以外に道はありません。それが、国内外で2000万人の人々を殺した侵略戦争の反省としての憲法9条の精神です。
3、国家間の陰惨な戦争に抗する思想として生み出されたのが、権力の暴走をとめ、″国家は個人の幸福と尊厳を守るためにある″とする立憲主義です。その到達点に日本の平和憲法があります。立憲主義を踏みにじることは人類の英知への攻撃です。
立憲主義といえば、「国家権力を制限して、国民の人権を保障する」(『憲法の力』、伊藤真著、集英社新書、p66)程度の理解だった。だから、「国家間の陰惨な戦争に抗する思想として生み出されたのが、権力の暴走をとめ、″国家は個人の幸福と尊厳を守るためにある″とする立憲主義」という解説は新鮮だった。しかし、私の理解は逆だ。「権力の暴走をとめ、″国家は個人の幸福と尊厳を守るためにある″とする立憲主義」が先に生まれ、「個人の幸福と尊厳を守る」ことをて徹底するために「国家間の陰惨な戦争に抗する」9条の思想が生まれた、と考えている。

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