2022年2月22日火曜日

ピカソの「戦争と平和」

 放送大学青山昌文教授の放送授業『芸術の理論と歴史』に、「戦争の世紀と20世紀の美術」という項がある。そこでピカソの絵画「戦争と平和」 の解説があった。そこで、この絵には平和に関する重要なメッセージが描かれていることを知った。それは、平和が微妙なバランスの下に成立していることを暗示している、左側女性の人差し指で支えられらている天秤像である。
 さらに驚くのは、この絵は1952年制作されたわけだが、絵画のメッセージ性が現在にも立派に通用し、一発触発と言われているウクライナ情勢を鋭く告発していることだ。さらに、真の平和というものは、紛争によってではなく、中央の四人で鳩を支えているモニュメントのように、「他民族の人々が手を携えて(取り合って)支えていくことでのみ実現される」といった青山昌文教授の解説が印象的だった。
 以下はウィキペディアからの解説である。

『戦争』は黒や灰色を基調とし、暗い印象を受ける。絵の中央には、黒いに引かれた戦車が描かれ、戦車を駆る人物は赤い血糊の付いた剣を握り締めている。黒い馬は、斧や槍、剣を振るう黒い人影を背景に、燃え盛る書物を踏みにじっている。絵の左側には、平和の象徴である白いハトが彫られた盾を持つ人物が描かれ、戦車の行く手に立ちはだかっている。『戦争』とは反対に、『平和』は白を基調としている。絵の中央には、白いペガサスが描かれ、『戦争』の黒い馬とは対照的である。光り輝く太陽のもとで、子を育て、踊り、生を謳歌する人々の姿が描かれている。




0 件のコメント:

コメントを投稿