放送大学青山昌文教授の放送授業『芸術の理論と歴史』に、「戦争の世紀と20世紀の美術」という項がある。そこでピカソの絵画「戦争と平和」 の解説があった。そこで、この絵には平和に関する重要なメッセージが描かれていることを知った。それは、平和が微妙なバランスの下に成立していることを暗示している、左側女性の人差し指で支えられらている天秤像である。
さらに驚くのは、この絵は1952年制作されたわけだが、絵画のメッセージ性が現在にも立派に通用し、一発触発と言われているウクライナ情勢を鋭く告発していることだ。さらに、真の平和というものは、紛争によってではなく、中央の四人で鳩を支えているモニュメントのように、「他民族の人々が手を携えて(取り合って)支えていくことでのみ実現される」といった青山昌文教授の解説が印象的だった。
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