2022年2月17日木曜日

永遠の平和、永遠の平和 ——

 臨終の最後の言葉が、「永遠の平和、永遠の平和 —— 」だった人がいたこと知っていた。思わずメモしたくらいである。しばらく忘れていたが、エッセイ「昭和天皇と鈴木貫太郎」(なかにし礼著『天皇と日本国憲法』)の中で再会することができた。困難を極めた終戦業務を命懸けでやり抜いた、当時の首相鈴木貫太郎の言葉だったのだ。
 敗戦が確実視されても、なお徹底抗戦の陸軍大臣もいる中で、鈴木貫太郎は「死刑すらも覚悟して」(『天皇と日本国憲法』、 p 21)命懸けで日本を終戦に導いてくれた。だからこそ、死ぬ間際まで「永遠の平和」を願ってくれたのであろう。最近も再燃しつつある憲法改悪の動きを考えるとき、鈴木貫太郎の決死の働きを忘れてはいけないと痛感した。
 また鈴木貫太郎は、首相就任演説で「国民諸君は私の屍を踏み越えて、国難の打開に邁進することを確信し…」と訴えたという。この意味するところは、鈴木氏の志を引き継いで「国難の打開に邁進すること」を信じていたのであろう。永遠の平和にとって、今まさに国難の真っ最中だ。鈴木氏の志を引き継いで、今、目の前にある国難を打開していきたいものである。

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