辺野古の米軍基地建設問題は、その問題に集中するあまり、その発端が普天間米軍基地の危険性にあったことが忘れがちになっている感がある。普天間米軍基地機能を新しい米軍基地に移すことで、普天間の危険を除去しようという話だったのだ。
しかし、よく考えてみると、米軍基地は、どこの移ろうとも、米軍基地があるところには危険性は避けられないはずである。米軍に日本国憲法は通用しないからだ。新聞切り抜きにある「東京の小学校上空でも軍用機の低空飛行が行われている」ことが、何よりの証明であろう。記事では、米軍横田基地の返還を求めているが、日本にあるすべての米軍基地は返還されるべきものである。
もしこのまま米軍基地を存続させておけば、日本が、さらに恐ろしい米軍の前線基地になりかねない。次のように、米インド太平洋軍による、九州・沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ第1列島線に沿って対中ミサイル網を構築する計画が進められているからだ。
米インド太平洋軍が九州・沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ第1列島線に沿って対中ミサイル網を構築する計画を進めている。米国は配備先として第1列島線の延長線で中国に近接している日本国内を最有力候補地と考えており、実際に配備となれば、日本は米中対立の最前線として軍事的緊張を強いられることになる。(2021年7月8日、朝日新聞、ワシントン=園田耕司、編集委員=佐藤武嗣)
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| (「2021年7月8日・朝日新聞」より) |


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