メモ帳の中に、6年前に書いた「戦争を一掃する文化」という文章を見つけた。そして、しばらくぶりにバッハのバイオリン協奏曲を聴いている。このような綺麗な曲を聴くと、やはり、文化を守り発展させることの重要性を再認識することができる。
戦争を一掃する文化
朝からバッハの曲を聴いていた。ノーベル平和賞を受賞したシュバイツァーが研究した作曲家ということでバッハの曲を聴くようになったのだが、心が穏やかに、そして、軽やかになるような、心地よい曲である。
バッハの曲を聴きながら、「バッハの曲を聴いたら、とても銃など持つ気にはなれないに違いない」と考えてしまった。それもそのはずで、今日聴いたバッハのバイオリン協奏曲の解説に「生きる喜びに満ち溢れ、血の通った人間的な温かさを感じさせるバッハ」とあった。
バッハの曲にかぎらず、音楽や芸術などの文化にとって戦争は敵である、と改めて思った。戦争は容赦なく文化財を破壊し、歪めてしまうからである。“戦場のピアニスト”という映画も観たが、銃声の飛び交う音でピアノのメロディも消され気味だった。戦場では生きるのが精一杯で、とても音楽を楽しむ余裕などないのも事実である。
そう言えば、精神分析で有名なフロイトは、画家ダリの質問に答えて、文化を発達させることによって、戦争をこの世から無くすことができるだろう、というような内容の発言をしたという。あり得る話だが、それだけ文化の力は大きいということである。文化を大切にし、広げ、戦争を一掃したいものである。(2015年6月18日)
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