2020年8月3日月曜日

政府の文字による支配


 人間は言葉する存在である。ところがその言葉というものは、フワフワした浮動性のいささか頼りのない存在である。(中略)言葉を浮遊的性格から脱出させる決定的な役割を担ったものが文字の発明であった。(「書という運動」『石川九楊著作集別巻3』、ミネルヴァ書房、p5)

 このところを読んで、文字の重要性とともに、日本政府が戦時中より「文字を使って思想を混乱させてきた」ことの意味を考え込んでしまった。戦争と言わず、事変と言っていたように、最近は、防衛装備品に始まって「防衛装備品移転」などわけのわからない文字を使い出した。しかも、誰が見てもおかしいと思いながら、違を唱えることもなく、マスコミも使っている。
 これらのことを、どう考えたらいいのか、今のところ、よくわからない。ただ、国民を騙そうとしていることには違いない。英訳に、どんな言葉を使っているか、今度調べてみたい。いずれにせよ、文字を国民支配(ごまかし)の道具に成り下がっていることは確かである。継続して考えていきたい。


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