2020年8月12日水曜日

もっと怒らなければならない

 武田砂鉄さんが、「もっと怒らなければならない」という言葉を引用し、「怒りとは、『相手』の存在を認め、つながること。怒りを伝達せず、無理やり抑え込むことで分断が生まれ、憎悪が暴発する」(『暮らしの手帖』、2017-2018年1-2月号、p151)と書いていた。

 例えば、日米間の従属関係に怒りを持った時、その相手とは日米政府関係者ということになるのだろうか。従属関係を良しとしている人たちにも向けられる。そして、怒りを伝達できるまで、怒りの本体をしっかりと認識できている必要がある。
 それに対して憎悪は、感覚的な感情の域を出ることがない。だから、余計に始末が悪い。だからこそ、もっと怒る必要があるのかもしれない。「相手」の存在を認めて怒りを伝達すれば、きっと本意が伝わるに違いない。「怒り」は、コミュニケーションの一つの手段だったのだ。多分。

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