核兵器は、抑止力という機能だけに頼って戦場で使わなければ安心という考えもある。仮にそうだとしても、事故による暴発というシナリオが成立し、存在自体が危険なのだ。それは、軍事基地の存在と類似している。 『核は暴走する』という著書が、そのことを暴いている。
壊滅的な被害を招く核兵器事故が1度も起きていないのは、「設計が優れているからではなく、幸運に恵まれた」からだと考えた方が良い(『核は暴走する』、p271)
トライデントⅡミサイルを潜水艦に積み込む方法については、二つの方法が考えられている。「だが、いずれの場合も、事故が起これば同じ結果を招くだろう。100発以上の核弾頭を積んだ潜水艦で、ミサイル一発が爆発すればどうなるかは、議論を待つまでもない」(『核は暴走する』、p280~281)
絶対安全と言われていた原子力発電所でも、事故を起こしてしまった。事故による核爆発は、決して起きない、と誰が言えるだろう。「全体的破滅を避けるという目標は他のあらゆる目標に優位せねぱならぬ」というアインシュタインの原則は、第一回の京都会議以来確認されてきた平和の大前提である。
0 件のコメント:
コメントを投稿