2020年8月18日火曜日

核兵器禁止条約の発効まであと6か国

「広島原爆の日」の6日に、アイルランドなど3か国が核兵器禁止条約を批准していたが、「長崎原爆の日」の9日に合わせて、新たにカリブ海の島国、セントクリストファー・ネービスが批准したので、核兵器禁止条約の発効まであと6か国となった。
 セントクリストファー・ネービスのブラントリー外相は、声明の中で「長崎への原爆投下は残虐性と非人道性の極みだ。核兵器を持たない小さな国々が世界の平和に貢献している中で、核兵器に有用な目的を見いだせない。すべての国が人類のための平和互いを尊重する世界に向けて取り組むことを願う」(核兵器禁止条約 新たに1か国批准 発効まであと6か国 」より、強調は引用者による)と発表している。心強い限りだ。
 また、2日から原水爆禁止2020年世界大会がオンラインで開かれたようだが、その中での発言も心強かった。

 「明るい兆しも見えています。私たちは大義を掲げて立ち上がり、すでに多数派です」(オーストリアのトーマス・ハイノッチ大使)
 禁止条約は「明るい光」とし、「参加する国が一つ増えるごとに、核兵器のない世界に近づきます」(核兵器廃絶国際キャンペーンのベアトリス・フィン事務局長)
 アメリカの圧力に抗し、「必ず(政府の)調印が実現すると確信しています」(西洋条約機構の「核の傘」のもとにあるスペインで、禁止条約参加を求めているペドロ・アロホ氏)
 「パンデミックで新自由主義の破綻が浮き彫りになりました。若い人々が不正義に立ち向かっています」(イギリス核軍縮運動のケイト・ハドソン事務局長)
 黒人差別問題で立ち上がる市民にふれて、「人々は抜本的な社会の変革を求めはじめています。戦争と核兵器を時代遅れにしましょう」と呼びかけました。(アメリカ・ピースアクションのジョージ・フライデー氏)(「2020年世界大会/「核なき世界」へ希望を示した」をもとに編集して紹介しました)

 批准した国は、下記の国々(「核兵器禁止条約批准国一覧(2020年7月15日現在 40か国)」より引用)と、アイルランドなどの3カ国に、セントクリストファー・ネービスを加えて44カ国、考えようによってはこれだけの国々が、核の脅威に怯えている、とも言える。
《アジア》
カザフスタン、タイ、パレスチナ、バングラディシュ、ベトナム、ラオス、モルディブ

《オセアニア》
キリバス、サモア、ニュージーランド、バヌアツ、パラオ、フィジー、クック諸島

《アフリカ》
ガンビア、ナミビア、南アフリカ共和国、レソト、ボツワナ

《ヨーロッパ》
オーストリア、サンマリノ、バチカン

《ラテンアメリカ カリブ海地域》
アンティグア・バーブーダ、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、キューバ、コスタリカ、セントビンセント・グルナディーン、セントルシア、ドミニカ、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ベネズエラ、ボリビア、メキシコ、ベリーズ

(以上40カ国)

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