2024年2月26日月曜日

『ツァラトゥストラ』への興味

 大原孫三郎といえば、大原美術館創設者として知られています。その子供大原総一郎が棟方志功に作品を依頼していたことを最近知りました。彼の依頼で制作された作品が「運命」という作品で「黎明の柵」「真昼の柵」「夕宵の柵」「深夜の柵」の全4点です。
 作品の依頼に際し大原さんに「日本のため、世界のためビニロンを作らねばならない。そのための導きの火がいるのだ。運命という題下に、ツァラトゥストラは超人を中心人物にしているのだから、超思想というような大きなものを版画でつくってほしい」(『版画の道』、棟方志功著、宝文館、昭和31年、p40)と言われたようです。
 そう言われた棟方志功は、送られたきた『ツァラトゥストラ』(ニーチェ著)を読み、「なるほど、えらい大きい規模と、孤独というのか、何ともいえない大きい世界にひきいれられてしまいました」(上同)という感想を語っています。
 私は、大原総一郎が『ツァラトゥストラ』に見出した「超思想というような大きなもの」、そして、棟方志功が『ツァラトゥストラ』に見出した「何ともいえない大きい世界」というものに惹かれてしまいました。二人が『ツァラトゥストラ』に見出した大きなもの、大きな世界意図は、どんな世界だったのだろう、という疑問です。
 初めの方だけ読んで積読だった『ツァラトゥストラ』ですが、これをきっかけに、少しずつでも読み続けてみたいと思います。
真昼の柵

0 件のコメント:

コメントを投稿