作品の依頼に際し大原さんに「日本のため、世界のためビニロンを作らねばならない。そのための導きの火がいるのだ。運命という題下に、ツァラトゥストラは超人を中心人物にしているのだから、超思想というような大きなものを版画でつくってほしい」(『版画の道』、棟方志功著、宝文館、昭和31年、p40)と言われたようです。
そう言われた棟方志功は、送られたきた『ツァラトゥストラ』(ニーチェ著)を読み、「なるほど、えらい大きい規模と、孤独というのか、何ともいえない大きい世界にひきいれられてしまいました」(上同)という感想を語っています。
私は、大原総一郎が『ツァラトゥストラ』に見出した「超思想というような大きなもの」、そして、棟方志功が『ツァラトゥストラ』に見出した「何ともいえない大きい世界」というものに惹かれてしまいました。二人が『ツァラトゥストラ』に見出した大きなもの、大きな世界意図は、どんな世界だったのだろう、という疑問です。
初めの方だけ読んで積読だった『ツァラトゥストラ』ですが、これをきっかけに、少しずつでも読み続けてみたいと思います。
![]() |
| 真昼の柵 |

0 件のコメント:
コメントを投稿