河井寛次郎に言わせると、「仕事は祈り」です。しかし、よく考えてみたら、古来より多くの仏画が描かれ、仏像が彫られてきました。西洋においても、画家によって多くの宗教画が描かれてきました。芸術家にとっては、意識しないにしても、創造活動自体が祈りそのものかもしれません。
さらに言えば、科学者や数学者の研究も、研究に没入した状態が続けば、祈りに近い状態になります。 そのとき第三の力を感じる人も出てくるでしょう。その力の源を神と信じる人が出てきても不思議ではありません。
日本には、空海や仙厓和尚など坊さん本人や経典を神のように崇める対象にしてきました。神社や仏閣も同じです。このようにみてくると、日本には信じる対象には事欠きません。とは言え、信じる度合いは千差万別です。だからこそ、人間にとっての祈りとは何なのか、もっと極める必要がありそうです。
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