2024年2月13日火曜日

信じる者は救われる

 映画「天使のいる図書館」を観ました。1回目では見逃し、2回目で心に残ったシーンがあります。主人公のさくらが神主のお父さんに神様は本当にいるのか、と問い詰めるのですが、お父さんは、しばらく経ってから「神様はいるよ。信じている人には、神様はいるんだよ。信じる対象はなんでもいい、太陽を信じる人は太陽を神と崇めればいいし、動物でも、石ころでもいい、神として信じて心の支えになれば、その人にはちゃんと神様はいるんだよ」と、そんな内容の話をするシーンが、なぜか、心に残りました。
映画「天使のいる図書館」
 今考えると、半分は、神様なんているわけがない、いわゆる無神論だった私が、そうかもしれない、と納得して聞いたからかもしれません。人智を超えた大いなる力に生かされて、と言った表現をされる人がいます。例えば、版画家棟方志功の仕事ぶりがそうです。

 かつて棟方は、「私は自分で自分の仕事に責任を持っていません」と言ったというのである。柳はこの言葉を、「小さな自分などが持てる責任で仕事をしていない」「何か自分以上の力が背後にあって、それが仕事をさせているのを感じているのです」。柳はこの棟方の創作のあり方を、それゆえに「自力というより、他力的な性質が寧ろ濃い」とするのである。松井健著「棟方志功の創造性と宗教性」『別冊太陽_棟方志功_仏も鬼も人も花も愛おしい』p113)

 まさに、棟方の心には、明らかに神が存在しています。しかも、大きな存在として彼を支え、彼を活かしてきた、と言って良いでしょう。しかも、大きな存在です。「信じる者は救われる」は真実なのかもしれません。

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