2024年2月21日水曜日

背中合わせの”生と死”

 人間、よく生きるためには、死を意識することが大切だと言います。いつまでも生きていられると安逸にしていると、いつの間にか、死が目の前にやってきて初めて、慌てるようになるよ。だから、生の有限性を忘れてはならない、ということです。
 徒然草でも、この辺のことに言及しています。 「人間はただ無常、すなわち死が、自分の身の近くに差し迫っていることをしっかりと心にかけて、一瞬たりとも忘れてはならない」(『徒然草』、島内裕子訳・著、ちくま学芸文庫、p106)と。これらのことは、生と死が背中合わせであることを示しています。だからでしょう。「よく生きたものこそ、よく死ねる」とも言えるようです。その言葉を味わってみましょう。
 これからも、「よく生きた」と言えるような生き方をしていきたいものです。
私は、よく生きた者が、
よく死ぬことが
出来るのだと
思っている。
それはよく働くものが、
よく眠ると同じことで、
そこになんの
理屈も神秘もない。(『中川一政いのち弾ける!』、中川一政著、紅野敏郎・入江観編、二玄社、1996年)

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