2024年2月22日木曜日

ヒトラーの憲法空洞化路線

 戦争を放棄した第九条を持つ日本国憲法からすれば、戦力を持つこと自体問題なわけです。こんな状態で、さらなる軍事費大幅に上げるということは、憲法の空洞化が一層進むことになります。
 確か、麻生議員がヒトラーに学べみたいなことを言っていたと思います。麻生議員の思惑通りに進んでいるようです。そのヒトラーの手法は次のような憲法空洞化路線でした。

 ヒトラーがミュンヘンー揆の失敗後、一転して「合法路線」に転換して、取り締まり当局の監視の目をかわしつつ、ワイマール共和国を内部から空洞化させながら政権を目指した前史のあったことを忘れてはなるまい。(「訳者あとがき」『ヒトラー独裁への道 ワイマール共和国崩壊まで』、ハインツ・ヘーネ著朝日新聞社、1992、p444) 
 私たちは、訳者の忠告に耳を傾けて、多くの悲劇を生んだヒトラーの二の舞は阻止しなければならないと思います。
 それでは、なぜ、ドイツではヒトラーを阻止できなかったのでしょうか。E.マティアスは、「ヒトラー独裁を招いた要因は、ワイマール体制そのものに内在していた」と次のように述べています。

 ワイマール共和国崩壊 ―― ヒトラー独裁を招いた要因は、ワイマール体制そのものに内在していたのであって、……ワイマールが自壊作用を続けたすえ、政権がヒトラーの手にころがり込んだという歴史的事実は、民主主義にとって高価な教訓であって、閑却されてはなるまい。『なぜヒトラーを阻止できなかったか : 社会民主党の政治行動とイデオロギー』、E.マティアス著、安世舟・山田徹訳、岩波書店、1984年、P445)
 どうでしょうか。
 私は、ヒトラー独裁は多くの市民に支持されたわけですから、市民の側にも大きな要因があったと思っています。
 それでは、どうすれば、日本国憲法の空洞化や改憲を阻止して、民主主義を発展させていくことができるのでしょうか。今後の課題です。

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