2021年9月8日水曜日

韓国で高感度一位の詩人「尹東柱」

 韓国の詩人「尹東柱(ユントンジュ)」 が福岡刑務所で獄死したことは、茨木のり子さんの詩「隣国語の森」を読んで知った。しかし、なぜ、福岡刑務所で獄死したか、までは知らなかった。なぜだったか、「日本へ留学中、独立運動の嫌疑で逮捕され、福岡刑務所で、一九四五年、獄死させられた」(「尹東柱について」『茨木のり子集 言の葉3』、茨木のり子著、筑摩書房、2002年、p131)ことがわかった。尹東柱にとって、まさに受難である。

 韓国の新聞では、何年かおきに、読者による詩人の好選度(好感度)というのが載る。二度見たが、二度とも第一位は尹東柱で、他の詩人は乱効果がはなはだしい。(中略)学校でも教えるし、多分韓国で尹東柱の名前を知らない人はないだろう。もはや、受難のシンボル、純潔のシンボルともなっているようだ。(上同)

 尹東柱の存在を知れば知るほど、彼を獄中死させた旧日本軍(皇軍)と、皇軍がしてきたことの、非人間性が浮き彫りになるであろう。筑摩書房から評伝『尹東柱 —— 青春の詩人』が出版されているのが救いでもある。もっと知らなければ、と思う。

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