『サピエンス全史』という分厚い本に興味を持ったが、分厚さにおそれをなして手が出なかった。ところが、漫画版が出版されたので読んでみた。人間に進化する過程で道具による労働が重要な役割を発揮したと思っていたが、この本では人間間に生まれた絆が重要な役割を発揮したと書かれていた。
ぼくらはほんとうにチンパンジーと違うところは、多くの個人や家族や集団が不思議な絆で結びつくことなんだ。この絆のおかげで世界の覇者になれたんだよ。もちろん、道具を作って使用するみたいな能力も必要だった。でもいくら道具を作れても、 集団で協力する能力がなかったらあまり意味がない。
今までは、道具の使用によって人間の能力を飛躍的に拡大してきたことだけに注目されたところに、集団の力が加わった形である。確かに、巨大なマンモスに立ち向かうにも、寒さといった自然の脅威に立ち向かうにも、仲間で助け合うこと抜きにしては出来ない相談であった。だからこそ、村といった共同体の結束を大切にし、仲間外れを「村八分」という一種の法で裁いたのかも知れない。そうした村の結束のようなものは今はない。・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿