2021年9月7日火曜日

日本で獄死した詩人尹東柱(ユントンジュ)

 日本経済新聞(2021年8月14日)で梯久美子さんが茨木のり子さんの詩「隣国語の森」の一部を紹介していた。「日本語がかつて蹴ちらそうとした隣国語/ゆるして下さい/汗水たらたら今度はこちらが習得する番です」と。なんていうストレートな表現だろう、と、その詩の全貌を知りたいと探してきて、ようやく見つけた。
 その詩は、ハングル語も混じった長い詩だった。引用部分はこうだった。
日本語がかつて蹴ちらそうとした隣国語
#$(ハングル)
消そうとして決して消し去れなかった#$(ハングル)
%・・・&(ヨンソハシブシオ) ゆるして下さい
汗水たらたら今度はこちらが習得する番です

 尹東柱(ユントンジュ)という詩人もうたわれていた。

若い詩人 尹東柱
一九四五年二月 福岡刑務所で獄死
それがあなたたちにとっての光復節
わたしたちにとっては降伏節
八月十五日をさかのぼる僅か半年前であったとは
まだ学生服を着たままで
純潔だけを凍結したようなあなたの瞳が眩しい

 —— 空を仰ぎ一点のはじらいもなきことを —— 

とうたい
当時敢然と#$(ハングル)で詩をかいた

 このような痛ましいことがあったとは!決して、忘れるようなことがあってはいけない。尹東柱さんがどんな詩を書いたのか、新たな興味が湧いてきた。

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