2021年9月27日月曜日

空襲の怨敵、日本堕落の元凶、**

「私にとっての沖縄・中国・アメリカ」という<アンケート特集>(『婦人公論』、1972年2月号)を知って、取り寄せて読んでみた。その中に、「 アメリカのあらゆる行為に対して共犯者であるとの意識に絶えず脅かされています」というのがあった。「間接的加害者だった戦後の日本人」どころか、共犯者であるという意識には驚いた。評論家吉武輝子さんの全回答は次のようだった。

沖縄: 沖縄の人にとっては、私は本土側の人間、つまり加害者の一 人に過ぎないのではないか、自責の念が執拗につきまとって離れません。

中国:戦争責任を回避し続けているわたしは、中国について語ることばを、何一つ持ち合わせていないのです。

アメリカ:現在も、尚、 日本はアメリカの占領下にあると考えています。したがってアメリカは、わたしにとっては、占領国であり、そうした現状に埋没している私自身、アメリカのあらゆる行為に対して共犯者であるとの意識に絶えず脅かされています。

 新内・岡本派家元岡本文弥さんにとってのアメリカは、「空襲の怨敵、日本堕落の元凶、大きらい」と手厳しかった。今、同じようなアンケートを取ったら、どんな回答が寄せられるだろうか。それはともかく、吉武輝子さんは、著書も書いておられるようなので、一読してみたい。

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