信じていたのに、とがっかりした。高橋源一郎氏といったら、戦後民主主義の守り手、したがって日本国憲法の守り手であろうと思っていた。なぜなら、『「悪」と戦う』『僕らの民主主義なんだぜ』などの著書もあり、 『民主主義ってなんだ?』(高橋源一郎著・SEALDs著、河出書房新社)という本も出版された。そしてこの本の表紙には「まだこの国をあきらめないために」とか「民主主義を取り戻す」といったキャッチコピーも書かれていたからだ。
しかし、「 自衛隊は立憲主義的にいうと、成文化されたものからはみ出ているから違憲だけど、自衛隊ができてから半世紀以上たって、今、国民は最低限の戦力として、自衛隊があることを良しとしようとしている」(『民主主義ってなんだ?』 、p、55、下線は筆者)と決めつけ、何と「「ぼくも九条は変えたほうがいいと思っている」(同、p56)という。わたしの理解では、戦後民主主義と九条改憲は、どうしても結びつかない。戦後民主主義の破壊者こそ、九条の改憲勢力だからだ。
つまり高橋源一郎氏は、戦後民主主義の守り手のような顔をしながら、実は、戦後民主主義のお手本とも言える日本国憲法の破壊者だったのだ。日本国憲法の肝とも言える「九条は変えたほうがいい」と考えているのが何よりの証拠であろう。
「行動の先に希望がある。行動を続けることで未来は切り開かれる」(サルトル) 「人間は進化する存在。今の自分を超えて、創造的であり続ける『超人』を目指せ!」(ニーチェ) こうして社会に発信するというささやかな行動を通じて、一歩でも二歩でも、未来を切り開いていける存在でありたいです。
2021年9月17日金曜日
高橋源一郎氏は真の民主主義守り手か
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