武者小路実篤さんの、伝記のような詩を三つ紹介する。ゴッホは有名だが、ホイットマンについてはよくわからなかった。辞書で調べ、実篤さんが傾倒するのもわかったような気がした。[1819~1892]アメリカの詩人で、従来の詩の定型を破る「自由律」を駆使して,自由・平等・友愛の民主主義思想を謳った。『民主主義展望』という本もあることがわかり、借りてみた。初めの方をちょっと読んだだけだが、初めの書出しから、心を奪われてしまった。この時代に、こんなことを言った人がいたの?って感じだった。でも、だんだん難しくなって、先に進めないでいる。
「自然」が宇宙を通じて與えてくれる最大の教訓は、おそらく多樣と自由の教訓だろうが、それがまたこの「新世界」の政治と進步に現われている最大の教訓である。『民主主義展望』、ホイットマン著、岩波文庫、p8)
ホドラーは、初めて目にした名前だった。図書館にも蔵書がなかった。ネットで調べ、スイスの画家であることがわかった。作品も紹介されており、魅力的なもあった。
バン・ゴッホ
バン・ゴッホよ
燃えるが如き意力をもつ汝よ
汝を想うごとに
我は力わく
高きにのぼらんとする力わく
ゆきつくす処までゆく力わく
ああ、 ゆきつくす処までゆく力わく。
ホイットマン
ホイットマンよ、
勇ましき自由の男よ。
汝を想うごとに
我に希望わく
すべてのものを肯定し得る希望わく。
生命のカ
かかるものを強く感ず。
ホドラー
ホドラーよ
大なる孤独の男よ
汝を想うごとに
我おちつきを得
内に力充つるおちつきを得
悠々自適の化身の如き
汝よ!(『武者小路実篤画文集・6』より)
![]() |
| ホドラー《シェーブルから見たレマン湖》1905年頃 油彩・カンヴァス 80×100cm ジュネーヴ美術・歴史博物館 |
![]() |
| ホドラー《トゥーン湖とニーセン山》1910年 油彩・カンヴァス 105.5×83cm 個人蔵 |
![]() |
| ホドラー《木を伐る人》1910年 油彩・カンヴァス 129.5×100cm ベルン、モビリアール美術コレクション |



0 件のコメント:
コメントを投稿