NHKBSで、映像の世紀プレミアム17集「人類の危機」を観た。最後の方で、フランクリン・ルーズベルト第32代アメリカ大統領の就任演説で、大恐慌に立ち向かう決意を次のように述べている。
私たちが恐れなければならないのは、恐怖心そのものです。恐怖心は退去を前進に変えるために必要な努力を麻痺させてしまうからです。
私たちの祖先が恐れず信念を持って克服してきた危機に比べれば、今はずっと恵まれています。我々は国民の結束で生まれる温かい勇気をもって、目の前の困難な日々に立ち向かうのです。
ここで、「我々は国民の結束」を「我々は世界の人々の結束」に置き換えれば、現在に森p@ぱに通用する演説になる。今必要なのは、武力による対立ではなく、「世界の人々の結束で生まれる温かい勇気」なのである。
1986年4月26日、ウクライナ北部のチェルノブイリ原子事故が起こった。事故の後は、火災を消火し、がれきを取り除き、汚染廃棄物を地下深くに埋める必要があった。勇敢な消防士や兵士、用務員、鉱夫といった「リクビダートル(ロシア語で「後始末をする人」の意味)」と呼ばれる人たちが、ありとあらゆる事故処理作業を行ったのである。その数、60〜80万人と言われている。しかし、「約20万人は50歳まで生きられなかった」という。そして、約500の村落が地図上から消えた。
リクビダートルは、モスクワの第6病院で治療を受けた。その「第6病院が成した最大の貢献は、人命救助ではなく失った人命の多さにあったと言えるかも知れない。なぜなら、命を救えなかった失敗は、原子力がいかに死を招きやすいか、さらに激しい放射能にさらされたとき世界がいかに無力であるかを証明したからだ。つまるところ、現状ではということだ。私たちは皆、チェルノブイリのすぐ隣に住んでいるのだ」。
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