新型コロナウイルス後の世界が論じられるようになってきた。新型コロナウイルスは、大きな爪痕を残しつつあるが、大きな財産も残しつつある。「財産?」と思われるかもしれないが、それは、「新型コロナウイルス対策は国際協調が欠かせないことから、戦争などやっていられない」という機運が高まりつつあることである。
例えば、映画監督・神山 征二郎さんは「世界で新型コロナウイルスが猛威をふるっている今、戦争なんか、もうできないと思います。世界はお互いに助け合わなければならない」(『赤旗日曜版・2020年8月30日号、強調は引用者による)と言い、インドシナ外相も、「武力行使せず 国際法尊重を」という見出しで、次のように述べている。
今世界で「一方的な行動に出て、国益のために国際法を弱体化させる国家が増えている」と指摘。「緊張と不信は、新型コロナウイルス対策などでの国際協力の方法とはなりえない」と述べ、EAS(東アジアサミット)を地域平和のために前向きに活用し、「ASEANインド太平洋構想」に沿って互恵協力に力を注ぐべきだと強調しました。(『しんぶん赤旗、2020年9月11日、強調は引用者による)
また、浅倉むつ子(早稲田大学名誉教授)は、「新型コロナの感染拡大のなか、世界中に暴力がはびこり、人々が相互に分断されている今こそ、私たちは、透明で、思いやりに満ちた、理性の政治を取り戻さなければならない」(『「九条の会」メルマガ詳細版 2020年9月10日 第330号』より、強調は引用者による)と述べている。
対立や分断では新型コロナウイルスに対応できないことは明らかなのだから、今こそ「戦争なんか、もうできない」ことを悟り、辺野古は即刻中止し、在日米軍事基地は、徐々に日本から撤退してもらい、自衛隊も当面防衛予算を大幅にカットして、人件費と維持費のみにするなどの取り組みに着手する必要がある。
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