「軍事的脅威は過去のもの」という項目に惹かれて目を通したら、「ヨーロッパ各国の政府は、有権者からの圧力を受けて国防費や軍事費を削る可能性がある。すでに、冷戦の終了に伴い、 EU諸国の国防費は2810億ユーロ(2005年)から2550億ユーロ(2015年)に減っている」とありました。「アフガニスタン、イラク、リビアへの軍事介入が失敗したこともあって、世論はしだいに軍事費や軍の配備に嫌悪感を抱きはじめた。近年、テロの脅威からいくつかのヨーロッパの国で国防予算が増えてはいたが、 EUを巻き込んだ信用不安と「移民」問題によって安全保障と国防を共同で管理する計画がふたたび遠のき、EU諸国で協力して軍事費を出すという当初の予定も崩れてしまった。結局、世界の安全保の領城で、 ーロッパの軍事的な抑止力が明確な成果を上げられなければ、高齢有権の関心に合わせて政策は修正され、国際社会でのヨーロッパの立場はさらに低くなってしまうかもしれない」(「軍事的脅威は過去のもの」『グラフと地図で知るこれからの20年』、ヴィルジニー・レッソン著、原書房、2019年、p85)というのです。
しかし、この部分をメモして、忘れていました。しかし、イタリアの避難所テントのことを知り、イタリアで、どうしてこういうことができるのだろう、とイタリアのことを調べてみて驚きました。「人件費削減をねらいとした軍改革を進行中」だというのです。それで、「軍事的脅威は過去のもの」を思い出し、ここで言っていることは、本当かもしれない、と思い直した次第です。
「軍事的脅威」よりも「自然の脅威」に、もっともっと備えるべきだと思います。経済大国にしては、あまりにもお粗末な避難所生活なのだから・・・。
イタリアの国防
(1)国防支出:
約223億ドル(2016年度)(GDPの1.2%)
(2)兵役:
2005年より完全志願制に移行(志願制の任期は,1年~4年の期限付と終身の2種)。
(3)兵力:17万人
陸軍100,211人,海軍30,421人,空軍39,368人
人件費削減をねらいとした軍改革を進行中
2016年:19万人 → 17万人
2024年:17万人 → 15万人



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