2024年1月29日月曜日

平和な日本国家建設の方策

 目的も目標も、同じようなものと思ってきました。ところが、目的とは原点や初心ののことで、目標と区別している論文に出会いました。若松英輔著「画家の原点~中川一政『画にもかけない』」(『日本経済新聞』、2024年1月27日)です。「ある人は原点を初心と呼び、ある人は目的ということもある。現代ではしばしば、目的が見失われ、目標が重んじられる。」というのです。だから、「目標に邁進(まいしん)することは、目的を見失っていく道程になり得る」と。
 私は、この論理は現政権の防衛政策そのものであると直感しました。つまり、軍事力を増加させて抑止力を高めるという”目標に邁進する”ことは、憲法のさし示してくれている平和国家の建設という”目的を見失っていく道程”にほかならない、と思ったのです。
 考えようによっては、目標は、目的達成の手段です。だから、いろんな目標があっていいし、なくてはならないのです。政府の手段としての目標は軍事力一辺倒です。だから怖いのです。
 平和国家の建設という目的達成のための手段は、たくさんあった方がいいのです。非軍事的手段を増やしていけば、それだけ軍事力を減らしていけます。そうして、軍事力のない平和な日本を創っていけば良いのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿