「100歳超えても現役」(朝日新聞、2008年9月10日)という新聞の切り抜きがある。そこに、書道歴50年で月に4回の書道教室を開き、90歳で初めて海外旅行に行ったという100歳の菅谷藍さん。「定年後の暮らしに潤いを」と53歳の時に茶道を習い始め、弟子を持つまでになり、その上ノートに栽培記録を書きながらイチゴを育ている101歳の間宮廣さんが紹介されている。
また、「100歳老人」というファイルには、朝から晩まで新薬作りに励む佐藤茂蔵さんと、囲碁や菊作りと趣味豊かな川瀬直治郎さんなど数人の「100歳老人」が紹介されていた。皆、目標をもって生きているのが印象的だった。しかし今回は、「百歳への希望」をもてる発見があった。川瀬直治郎さんは、六十になるまではほんとうに体が弱く、医者にも「長生きできん」と言われていたという。それなのに、その後は医者にかかなくてもよくなったというのである。つまり、60歳まで病弱であっても、100歳まで生きられるという事実を発見できたのである。
働き者、被爆にめげずという広島の西久保健次郎さんの存在にも勇気づけられたが、川瀬直治郎さんには、もう一つ、大切なことを教えられた。普通、医者に「長生きできん」と言われていたら、それがマイナス暗示となり、とても長生きできるとは思えない。しかし、マイナス暗示をはねのけて、長生きできるという事実である。その大きな要素は、20歳のころから囲碁を続けており、「相手がいないときは、ひとりで新聞の並べて楽しんでます」というくらいに毎日頭を使っていることではないだろうか。
つまり、囲碁の楽しみが「マイナス暗示」を受け付けず、逆に、跳ね返してしまったとしか言えようがない。それだけ、日々、没入できる仕事や趣味を持つことが、とりわけ、100歳を目指すものにとっては、重要なことといえよう。
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