星をつないで星座を作るのはロゴスの作用です。世界を構造化する力です。人間はロゴスによって社会、都市、文明を作りました。ロゴスの力で世界のすべてを制御下におきたいと希求する一方、人間は、本来的なピュシス、つまり、生、性、病、死の恣意(しい)性から逃れることはできません。(「福岡伸一のドリトル的平衡」『朝日新聞』、2021年4月29日)という。福岡さんのコラムを読んで、特に、「言葉や論理」が人間社会にとっていかに大切な存在であるかを思い知らされた。そして逆に、平気で嘘を重ねたり、質問をはぐらかしたり、実態にそぐわない言葉を使い続けたり、と言葉を軽視する現政権は、文明に逆行し、社会そのものを破壊する政権でもあることを痛感した。
よく、法治国家と言われるが、法治国家は、ある意味で言葉や論理によって成立している。言葉や論理は、まさに社会の土台であり、基礎である。その言葉や論理を軽視して、どうして健全な社会を築くことができようか。
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