2021年4月2日金曜日

地頭力の鍛える思考法

 『週刊文春』(2021年4月8日号)に、『地頭力の鍛える』(細谷功著、東洋経済新報社、2007年)という本の書評が掲載されていた。そこで紹介された抽象化思考と仮説思考に興味を持った。いずれは本書を読んでみたいが、要約だけでも、なるほど使える、と思った。その要約は次の通り。
1、抽象化できるようになれば、「同一の原理を多数のものに適用して解くことが可能」になる。
2、まず仮説の結論を設定(考えて)して、それを検証しながら結論を出す思考。
 前に、憲法三原則相互不可分性について述べられていたいくつかの言説を抽象化して、「憲法三原則相互不可分律(説)」という新しい概念を考えたことがある。その概念は、
 憲法三原則は、それぞれの原則が相互に不可分の関係にある。したがって、この概念は、憲法三原則の”それぞれの原則”が、他の二つの原則によって保障されてはじめて”より完全な原則”になることを指し示す概念でもある。
 ここのところの<「憲法三原則相互不可分律(説)」という新しい概念>が同一の原理にあたり、その適用が、
1、概念の重みは、憲法9条の平和主義が徹底して初めて、基本的人権も、国民主権もしっかりと保障されることを示してくれることである。
2、「日本国憲法が世界に類のない憲法である」と言われる所以は、武力も、交戦権も放棄している九条があるからだけでなく、そのことによって初めて、基本的人権も、国民主権もより完全に保障されることを明らかにしたことである。
 以上の二つだ。しかし、抽象化思考によると、「同一の原理を多数のものに適用して解く」過程が弱いのではないか、と思えた。今後の宿題である。

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