引き続き、NHK番組<歴史探偵 「葛飾北斎 天才絵師の秘密」、2021年4月21日放送>の話だが、この放送で、通称「赤富士」の新解釈を知った。
これまでの解釈は、「ごくわずかな色数と簡素な構図のうちに、自然の一瞬の表情を余すところなく表現された北斎風景画の傑作の一つである」(『ポーランドクラクフ国立博物館・浮世絵名品展』、永田生慈監修)とか、「陽を浴びて富士の山腹が赤く染まる一瞬を描いたもの」(『永田生慈北斎コレクション100選』)と、時間的には「一瞬を描いたもの」というのが主流だった。しかしこの番組では、富士に降り注ぐ朝日の「刻々と移りゆく様」を描いたというのだ。北斎の『神奈川沖浪裏』と同様、時間も浮世絵の対象になっていて興味深かった。






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