『まんがでわかる日米地位協定 高校生が日米地位協定を調べてみた!』(平良隆久著、小学館、2020年)を読んで驚いた。地位協定を批判はしているものの、中途半端な批判で、実質米軍の存在を肯定してたからだ。
その論理は、至って簡単なものだ。日本が戦時と認めた時だけ、米軍の特権を与え、平時の時は米軍の力を弱めてもらう、というものだ。そうすれば、
安全保障上の在日米軍の影響力は残したまま
米軍の力を抑えることができるってワケか(p226)
しかし、これまで、米軍に低空飛行や夜間飛行の改善を求めても、一向に改善されずにきた。第一、米軍にものを言えない政府に、米軍の力を抑えることなどできない。
やはり、そもそもの在日米軍の存在理由にまで立ち入った議論なしに、地位協定だけを取り上げて問題視するところに、問題がある。今時、外国の軍隊が駐留していること自体を問題視すべきなのである。地位協定問題は、そこから派生してきたものだからだ。他の地位協定に関する本も、似たようなものなのかどうか、一度調べてみたいと思った。
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