2020年2月6日木曜日

使える核兵器の恐怖


 小型核兵器の実戦配備がニュースになっているが、その背景に、「大型核兵器は全面核戦争に発展する可能性があるため、なかなか使えない。小型にすれば、そうした心配も薄いので使える」という発想、「使える核兵器を!」という発想があります。そこには、たとえ小規模であっても、核攻撃された人々への思いなど微塵もありません。それでいいのだろうか、という疑問が生じました。
 Yahoo!ニュースによると「戦術核兵器を用いた限定核戦争をする気だったのに、相手が誤認して戦略核兵器を用いた全面核戦争を誘発する可能性が懸念されています」。
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20190226-00116267/
だから、誤認されない小型核兵器をという。限定核戦争なら許されるという発想に怒りを覚えます。
 また朝日新聞は、

 米国が保有する核兵器の多くは、実際に使用するには強力すぎるため、攻撃された際に反撃できる「使える核」としてSLBM用の小型核弾頭の開発を進めた経緯がある。小型核の使用を制限する国際的な枠組みはない。(2020年2月6日)

 と、書いていましたが、「小型核の使用を制限する国際的な枠組みはない」というのは本当でしょうか。小型核は、核兵器禁止条約の対象外とでもいうのでしょうか。爆発力は小さくなっても、核兵器に違いはありまっせん。そういう意味でも、小型核弾頭の開発と、その実戦配備は、世界の趨勢に反するものです。
 そして恐ろしいのは、「使える核兵器ができた」という認識です。そこから、実戦でその実証してみたい、という認識に発展するのが怖いです。今こそ「第二のヒロシマ」「第二のナガサキ」阻止のスローガンを掲げるべきときです。

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