高校までの学習は基本的な知識を取得するための「お勉強」であって、その中身は「各学問分野でこれまでに解明されてきたことです。それに対して、「大学での学び、学問で大切なことは、未知の事柄、まだされていないことを探究することなのです。学問では、明確な問題意識を持ち、自らの問いをたて、それを解明することが求められます」(『大学での学び方』、東谷護著、勁草書房、2007年、p4)。
このような考えに対し、「私たちは、研究室や学校や机の前での勉強ももちろん大切なものであることを忘れてはなりませんが、同時にそれ以外のあらゆる場所での勉強心というものをもっと強めなければならないと言うことを私は考えるのです。道を歩いていても、人にあっても娯楽にふけっているとこでも人生に対して、ほんとうにつよい関心を、たえず胸に燃やしているならば、私たちは自然に心に動いてくる興味に刺激されて、あらゆるものの中から自分の問題を発見することができます。そしてその発見した問題に対して、決して無精せず、ほんとうに忠実である、それが勉強ということであります」(古谷綱武著「勉強の魅力」『令女界』、1946年、宝文館、p16)。その一つの例として、文字を書いていて、ちょっとあやふやな言葉に出会ったら、不精して、よく調べもしないでごまかしてしまうこと取り上げて、「たとえいかに小さなことであっても、自分のめぐりあった疑問を、決してそまつに扱わないこと」が大切で、「心にわいた疑問と問題とに、常に忠実であること、それが勉強のこころです」(上同、p17)と結んでいました。
そういえば、博物館にあった「白亜紀の巨大アンモナイト」は何度か目にしていたのに、今回に限って、”白亜紀”って地球の歴史のどの辺のこと? 巨大な恐竜の生きた時代も、”白亜紀”だったの?といった疑問だ生じました。早速調べて、巨大アンモナイトと恐竜が同時代に生きていたことがわかりました。巨大アンモナイトが生きていた白亜紀は、中生代最後の紀で、今から約一億四三〇〇万年前から約六五〇〇万年前までのおよそ七八〇〇万年間のことでした。それに対して恐竜は、約二億年前から約六六〇〇万年前まで繁栄したそうです。白亜紀の末期には世界的に海退があり,動物界は激変した」そうです。この辺に恐竜を絶滅させるほどの激変があったのでしょう。これが”勉強”なのか、と実感した次第です。
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