同じ情報に繰り返し接していると、それがだんだんと真実に思えてくる「真理の錯誤効果」と呼ばれる脳の働きがあるそうです(注)。ですから、日本には日米安全保障条約がなくてはならないもの、と繰り返し報道されてきた結果、そういうものと、思わされてきてしまったわけです。「情報が実際はウソであっても関係ない。頭の中で無意識に進む、やっかいな現象」(注)だということが気になります。
私は常々「安保は諸悪の根源」と思ってきました。どうすれば、このことが分かってもらえるか、それがわかりません。今のところ、機会あるごとに、真の独立の必要性を語っていくだけです。
(注)同じ情報に繰り返し接していると、それがだんだんと真実に思えてくる。「真理の錯誤効果」と呼ばれる脳の働きだ。人間が抱えているさまざまな認知バイアス(偏り)の一つで、情報が実際はウソであっても関係ない。頭の中で無意識に進む、やっかいな現象である。(「春秋」『日本経済新聞』、2024年11月21日)
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