英国際戦略研究所(IISS)が25日、世界の軍事情勢を分析した年次報告書「ミリタリーバランス2021」を発表した。新型コロナウイルスの大流行で世界経済は大きな打撃を受けているが、昨年の世界の防衛費は1兆8300億ドル(約194兆2500億円)で前年から実質で3・9%増加した。
報告書によると、最も多いのは米国で世界の防衛費の4割を占めた。(朝日新聞、2021年2月26日)
最近『武器ビジネス・上 マネーと戦争の「最前線」』(アンドルー・ファインスタイン著、村上和久訳、原書房2015年)を読んだが、国防のために武器があるのではなく、武器ビジネスのために、国防が、戦争があるということを思い知った。だから、「武器ディーラーや兵器製造会社、さらには政府までもが、・・・・・武器を供給し、利益を得るために緊張をあおり、持続させてきた。ときには同じ紛争であらゆる側に武器を売る場合もある」(p17)、という。北朝鮮からのミサイル騒ぎで、アラートを流したりしたのも、緊張をあおったとしか考えられない。その後に、何があったか、を思い起こせば、武器ビジネスのシナリオ通りであることに気づく。目先の防衛論議に騙されてはならないと、つくづく思う。
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